ラルロッザの学園都市 SS29
ギャグ編 SS29 猫の王
「あんたたちはもう少しあたしの存在に感謝をするべきだと思うわ」
突然会議中にそう言われ、第十五生徒会のみなさんはきょとんとして、大きな胸をそらしている夏妖精のアルヴァロッタ・アークシーに目をやった。
「どうしたんだ。やっぱり女の子の日はきついんだろ? 無理すんな」
牛角の少年、ゼマルディ・クラウンに投げやりに突っ込まれ、ロッタは
「うるさいわ。中途半端にオブラートに包むんじゃないわよ! 生理とはっきりいいなさい」
と冷たく返してから、全員の顔を見回した。
金髪の吸血鬼、フィルレイン・ラインシュタインは彼氏である怪鳥族のクヌギ・トランスの膝の上で、全ての事柄に自分は関係ないといわんばかりにぐっすり眠っている。
自分の隣で、ずり落ちそうになって同じように眠っている赤と白髪メッシュの女の子――彼女の娘(いろいろありましたがロッタの実の子ではありません)リンフロンを忌々しげに見てから、視線をまた脇にやる。
少し離れた場所で、テーブルに突っ伏すようにして、盲目のホワイトドラゴン、ルイシエンタ・ノートランドが幸せそうに寝息を立てている。
自分用の専用枕クッションを引いているという完璧体制だ。
資料を開いているのはロッタと、その隣で半分居眠りをしては覚醒している彼氏である、ドラゴン族の生徒会長、センシエスタ・ノートランド。そしてゼマルディの三人だけだった。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

