詩のストック

2009年1月 5日 (月)

羨辛 ―― 詩

幸せになってほしいと、その人は言った

でもそれは。
何よりも難しく。
何よりも辛いことだった。

幸せになってほしい、と。
願ったことがあります。

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灯影 ―― 詩

この指がなければ。
僕に何が出来るのだろうか。

足がなければ、何が許されているのだろうか。

声がなければ、何かを許されるのだろうか。

百年、二百年。
これから先、安らかに眠るために。

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時計 ―― 詩

手を伸ばした。

その手は何もつかまずに。

カチ、コチという。
時計の音が。

だいぶ長い間。
ただ、聞こえた。

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遊郭 ―― 詩

夢を見ていた。

陳腐な内容だった。

夢の中で僕は、沢山の踊る人を尻目に。
飾りを、つけていました。

ひたすら、ひたすらに。

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斜陽 ―― 詩

空を見上げた。
雪が降っていた。

そこには何もなかった。

ふと、この黒い空が。
抜けるような青空であったときの情景が、脳裏をよぎった。

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